お久しぶりです!なかなかブログが更新出来ず、、、
いつの間にか今年も秋になってしまいました。
過ごしやすい季節にはなりましたが、雨が多く気が塞ぐ方もおられると思います。新型コロナウイルスの感染状況が予断を許さず憂鬱が続きますが、ヨーガでリフレッシュしながら、乗り切っていきましょう。
さて、私も興味深い、とても反響のある記事を見つけました。普段あまり民放TVを見ないので、見損ねてしまって残念なのですが、
アトピーにおける脱ステロイドの是非について議論が交わされているようです。
番組としては、「脱ステロイド」を好意的に取り上げたことを謝罪したとの事。
アトピーの問題は、あまりに千差万別な「個人的体験」がありすぎて、その体験に根差した「治癒」「寛解」「難治」「悪化」のストーリーがあるものですから、それを「一般論」として語るには、あまりにも難しすぎる病気だというのは、あまり知られていません。
「個人の体験」と、医師の決定した「標準治療」とのバランスを保ちながら、誰もが納得するような一つの番組を作るテーマとしては、あまり向いていないのかもしれません。
しかし、アトピーやアレルギーの方、重症の方も多いとは思いますが、その苦しみの質が「痒み」であることや、多岐に渡る日々の暮らしにくさなど、非常に伝わりにくい病気なのかな・・・思います。それでも賛否両論の議論によって、理解しようとする方が増えるのは、良いことかな、とも思います。

私個人も、子供の頃からのアトピーに苦しんできました。「標準治療」(※2000年に厚生労働省、2001年には日本皮膚科学会からアトピー性皮膚炎の治療ガイドラインが発表されました)前は、医師それぞれの基準で薬が処方され、ステロイドや、プロトピック、保湿クリームや軟膏など、何を塗っても悪化し「効かない」状況に追い込まれました。
皮膚の悪化だけで無く、自律神経系、ホルモンバランスを崩し、私も恐ろしさの
あまり「脱ステロイド」に踏み切りました。
それは確かにあまりにも負担の大きな決断で、安易にお勧めできるものでは到底ありません!!
しかし、私自身の治癒の体験としては、大変に素晴らしい経験でした。(脱した今となっては、ですが!)
(※脱ステロイドが全ての解決策ではありません。必要に応じて薬を使用する決断も大切だと思います。それこそ「極端」な見解に走らず、自分の状態を観察しながら、自然治癒とのバランスを取りつつ使用の是非を考えるのも「ヨーガ」らしい行いだと思います。自分の体ですから、自由に改善すれば良いと思いますよ!)
そして、その素晴らしくも苦しい経験の中で、あらゆる事を試しました。(食事療法、温泉、サプリ、保湿、水etc...)
その中心として、治癒後の今も私を支えているものが、
現在教室でも行っている「ハタ・ヨーガ」と、そのヨーガの持つ考え方を、ゆっくりと身につけてきたことです。
その一つに、ヨーガの様々な動作に合わせた、「腹式呼吸」の習慣があります。
腹式呼吸による腸の刺激は、自律神経系や便通などを改善し、アレルギー改善の要となる腸内の細菌バランス=「腸内フローラ」に刺激を加えます。
ふりこでは、それを「一動作、一呼吸」と名付け、体の動きと呼気・吸気の出し入れの方法をアーサナ(ポーズ)ごとに、丁寧に教えています。
体の動きと呼吸のバランスを日常でも習慣づけていただければと思います。
更に「一動作、一呼吸」は体と心に「リズム」を与えます。
(リズムのある動きが身につくと、心地よさや面白さも加わり、自分で治す、改善していく楽しみにもなりますよ。)
次回、自身の体験と共にこの話の続きを書きますね!
朱音
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