「ふりこ」のふりことは?

最終更新: 2018年10月27日

「ふりこ(振り子)」には二つの意味があります。


 一つはヨーガの古典的な聖典「ヨーガスートラ」の有名な一節、「yogas chitta vritti nirodhah(ヨーガとは、心の作用の”死滅”である)」にあるように、心の作用の揺れを死滅…というと大仰ですが、つまり心の作用を止める、または制御することがヨーガの目的であるわけです。外界のあらゆる事象に影響を受けずにはいられない私たちの心が、外界から完全に切り離された時、初めて目的が達成される…これが本来の古典ヨーガの考え方です。


「ふりこ」は、心の振り子の大きな揺れがいつしか小さくなり、やがて停止するこの瞬間を表しています。

 二つ目は、私たちの人生そのものになぞらえています。私たちはオギャーと生まれたその日から、あらゆるものに影響を受けつつ心と体を動かし始めます。様々な物事に出会い、吸収しようと「振れ幅を大きく」します。そして、充分に吸収し終えると「手放す」時期に入ります。これには個人差があると思いますが、老いと共に本当に大切なものを選別し始め、「揺れ幅を小さく」していきます。その間、新しい人たちに自らが吸収したものを手渡すこともあるでしょう。小さな揺れの中で、手のひらに残すものだけを見極めます。そしてあらゆる執着を捨て、惑うことなく最期の揺れを「停止」させる…つまり穏やかな死を迎えます。

 「死」は、最も大きな恐怖と不幸の対象であるわけですが、全ての人がそこへと向かう過程であることは、厳然たる事実です。今を視点に未来や過去をみる私たちは、時に行き先の分からない不安に苛まれますが、死の側から見つめれば、全ての焦点は一つであると知るでしょう。「ふりこ」には、というよりも本来のヨーガには「死を見つめ、受け入れる」という壮大なテーマが含まれていることは、現代ヨーガではあまり伝えらていません。しかし、冒頭で紹介した「yogas chitta vritti nirodhah(ヨーガとは、心の作用の”死滅”である)」の中に、その要素があると思います。  

 

 私たちは当たり前ですが生の途中です。吸収したり手放しつつ、振り子のように大いに揺れながら、今の自分にとっての心地良い揺れを目指しましょう。  


 だいぶ風呂敷が広がり大げさになってしましましたが汗、「ふりこ」、ひらがなでちょっと可愛らしいでしょう?そんな感じで気楽にいきましょう(^^)笑 それではまた。


大宮YOGA教室ふりこ

朱音

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