前回、ふりこで行う基本の「き」に慣れていただくためのコース、「ガネーシャ・コース」について説明しました。今回はヴィシュヌ・コースについてご説明します。
「ヴィシュヌ・コース」はガネーシャ・コースで学んだアーサナの種類をより多様化させたコースで、こちらが本来の少人数レッスンとなります。ガネーシャ・コースを終えますと、こちらのコースに移行します。
「ヴィシュヌ神」もガネーシャと同様、インドではイチ・ニを争う程大変人気の高い神様です。
ヴィシュヌ神の特徴の一つに「アヴァターラ(化身)」があります。(大ヒット映画にもなった「アバター(avater)」(青い顔と体のCGが凄い!ファンタジー映画)の語源も、このアヴァターラから来ています。)基本的には10変化(ヘンゲ)するといわれ、ダシャアヴァターラとも言われます。様々な生物や聖人に成り代わり、世の人々に変容を促すために出現したと考えられています。(10番目の変化である「カルキ」だけ未だ出現せず、未来に現れるとされています。)
その多様な顔を持つヴィシュヌ神にちなんで、様々なアーサナを盛り込んだコースとして、ヴィシュヌ・コースとしました。
ガネーシャ・コースを一通り終えますと、(個人差はあれど)ヨーガ特有の呼吸と動かし方に慣れてきますから、新しいアーサナにも順応しやすいと思います。
ヨーガはあまりにも多様な種類があるので、どのくらいのアーサナ(ポーズ)を教室で使うかは一概には言いづらいのですが、例えば、教室で行うダイヤモンドのポーズ(金剛坐/バジュラ・アーサナ)のバリエーションは4種類、捩じりのアーサナの代表格である、「アルダ・マツェンドラ・アーサナ」のバリエーションはだいたい7~8種類ほどが、教室で使われます。同じ名前のアーサナでも、様々なバリエーションがあるのがヨーガの特徴であり、醍醐味でもあります。ご自身で動かしてみて、体のどこに刺激があるのか、どう違いがあるのかを観察しながら行うことで、心身の動きを客観視し、日常生活の中でも身体や心の変化に圧倒されずに切り替えられる心身を目指します。
そのために、一つのアーサナを長時間行う方式では無く(時に怪我の要因にもなります。)前屈、反らし、捩じり、立位、頭を下にするポーズなどを多様に組み合わせ、様々な方向からバランス良く筋肉や内臓に刺激を送るようなレッスンを採用しています。
その際、シャヴァ・アーサナ(お休みのポーズ)やちいさな休憩もその都度入ります。
太陽礼拝(12のシークエンスにより繋がっているポーズ)などの例外を除いて、ヴィンヤサ・ヨーガやフロー・ヨーガなどと呼ばれるような、アーサナを休みなしに連続して行うことは、このコースではしておりません。
(全てのアーサナがご自分の心身に身についており、シークエンスの流れもしっかりと把握している場合、フローのヨーガはとても気持ち良いものですが、”見よう見まね”の段階では、ひとつひとつのアーサナへの意識が散漫になってしまう事も多いかと思われます。)
また、アーサナの動きの度に、呼吸(レーチャカ/プーラカ)と、止息(アンタラ・クンバカ/バーヒヤ・クンバカなど)も一緒に行います。
🔶ヴィシュヌ・コース ・・・ 1レッスン60分2000円、回数券を使うと1レッスン1800円になります。
レッスンを続けるうちに慣れていきますので、心配は無用です(^^
楽しみながらレッスンを行っていきましょう!
野石朱音
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