未来人か原始人か?

 未来・・・というと、どのようなイメージを持ちますか?私事で恐縮ですが、私は子供の頃からずっと「未来人」だと思っていました(^^;


私の子供時代には(いつ頃だか忘れましたが笑)、既に車で空を飛ぶような明るいイメージだけでは無く、むしろ環境破壊であるとか、感染症のパンデミックであるとか、暗黒というイメージが「未来」にはありました。「環境問題」「枯渇性資源」と言う名で学校でもそういう勉強はしていましたからね。子供の頃からアレルギーが酷く薬が手放せなかった私は、「そうか・・・私は絶滅する人間の先駆けなんだ。人間はこうやってどんどん弱っていって絶滅するんだな~。」という物凄い悲観的な未来図を描いており、私はその始まりの「未来人」に違いない。と思っていたのです(^^;

 アトピーやアレルギーは「現代病」の代表格と言われますし、生活スタイルの変化による不眠やうつ症状、栄養過多や運動の必要の無い環境による生活習慣病、最近はスマートフォンの普及で、スマホ依存症や頚椎(首の骨)の自然な湾曲が歪んでしまう「ストレートネック」などによる不調など、昔は話題にならなかった所謂「未来人」の疾患は、増え続けているように感じます。


20XX年の未来、このような住居に住んでいる予定でしたが・・・

 しかし、ヨーガを始めてから何年もして、いやいや!そうでは無いんだ!「私は未来人では無い!」と感じる瞬間がありました。それは、ヨーガが薬などの外部の影響による心身の変化では無く、ヨーガは自分の行為の中からしか生まれないという事が関係していると思います。ヨーガに様々な効果・効能を求めて始める方は多いと思いますが、例えば、「ヨーガは初めてですが、とりあえず明後日の試験やプレゼンに合わせて緊張しなくなるようにお願いします!」とのリクエストがあれば、ん~~流石に難しいと言わざるを得ません。(もちろん当日にまでに出来ることはありますので、やってみましょう!)


 それは、ヨーガが人間に本来備わっている自然のリズムと連動して効用を発揮する、という当然と言えば当然の帰結にあります。人間にはホメオスタシス(恒常性・・・何らかの外部からの刺激、ストレスによる変化を元に戻そうとする性質)が常に働いており、身体は常に治癒しようとするのですが(これが「自然治癒力」です)、ヨーガを行う事でその自然なリズムの中で人間は生きているという事に気づくのです。風邪を引けば、薬で熱を抑える事は可能ですが、治癒は自分の力でしか出来ません。我々はそういう当たり前の治癒のスピードやリズムの感覚を、感じられ無くなってきている所もあると思います。


 話を戻しますと、今、不調を抱えている多くの「未来人」たちは、実は「原始人」の可能性が高いのです。つまり、外部環境の未来的変化のスピードに、心身が対応できていないのですからより原始的な生活に立ち返る必要がある人達かもしれないのです

原始的、と言っても石器時代のような暮らしはできませんが、朝、日の光を浴びて夜遅くには光を浴びない生活が出来ているか?と言うように、ひとつずつ今の生活スタイルを見つめ直すと、いかに不・自然な環境で生活をしているか驚いてしまいます。そういう日常の積み重ねが、原始人の我々にとっては心身の大きな負担になるのです。便利で効率的な不・自然な生活に身体がすぐに対応できるほどには、私たちはたいして進化していないのです。


 私の好きなアーティストのひとつにに「クロマニヨンズ」というバンドが居ますが(元ブルーハーツの甲本ヒロト氏、真島昌利氏らによるバンドです)、あらゆる外側の飾りを外した私たちは、本当は今でもクロマニヨンズであり、ホモ・サピエンスですね。(※クロマニヨン人もホモ・サピエンスに属します。)ヨーガによって身体と心に細微に向き合うことで、自然はいつも世の中に溢れており、身体も心もその自然の持つリズムと連動せずには生きられない、という全く真っ当な真実に、実感をもたらしてくれるかもしれません。とても不思議なのですが、ヨーガにはそういうものを感じさせる力があると、個人的経験からは思います。


 今、様々な身体の不調を感じる方は、まず「自分は原始人だ!」という事に立ち返りつつ、自然の持つリズムと自分の生活を少しずつ同調させることで、原始人としての元々ある力が蘇るかもしれません。不・自然な便利さには、衛生面の向上による健康への効果などもあり、全てを手放すことは出来ませんしする必要もないですが、自然に寄り添う生活が、滞った物事を思いのほかシンプルに楽にしてくれる可能性は大いにあります。


大宮YOGAふりこ

朱音


#未来人 #原始人 #クロマニヨンズ #ホモサピエンス #ホメオスタシス #現代病

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