分断の中

更新日:1月19日

 オミクロン株が第6波を迎えています。弱毒性との話もありますが、

マスクと共に過ごす「コロナ期」が約2年経とうとしており、あまりに長い時間が経っていますね…。

更に、先日は太平洋沿岸に津波がありました。トンガでの噴火の衝撃波が影響しているようですが、日本でも地震や津波が起こり始め、心配です。


実は、日本ではあまり報道されていませんが、「気候危機」という言葉があり、昨年あたりから、欧米を中心に話題になっています。(もはや「気候変動」を超えています!)

オーストラリアでの山火事や、アメリカでのハリケーン、南米や東南アジアでの台風や洪水などでも、人々が苦しい思いをしています。そして今回のトンガの噴火では未知の被害が出ています…


更にアメリカと中国を中心とした対立が激化し、平和の祭典であるオリンピックで「外交ボイコット」が話題になり、世界的に「人権」が大きなキーワードになっています。

そういう時代の中で「有事」(つまり戦争に近い状況)という言葉まで現実味のあるワードとして出てきたのは、偶然とは言えないと思います。


「惑星Bは無い=第2の地球はないのだから」との意味だそうです

 コロナをきっかけとして地球規模で不安定で分断されやすい状況があまりに多く、心を不安で「揺さぶられる」事象が増えています

あらゆる「分断」ー人と人の分断や、国と国、地域、地位での格差、今までの価値ではいられないような試練が突如ふりかかる機会が増え、今まで当たり前にあった「自然」ではいられない時代の始まりかもしれません。


今までの自然な価値が通用しない時代…歴史を振り返るとたくさんありますが、911とイラク・アフガン戦争、311と原発、かつてはナチスの台頭とWW2などは、人々の価値が崩された事で、多くの人々の怒りや悲しみ、不安が吹き出し、分断された時代でした。


「コロナ期」も最初の衝撃が日常になっていく、という長期戦ですが、そのグラデーションの中でも「確実に何か変わった」と言える変化が起きている気がします。総体的に、オセロの駒が黒に返るように、じわじわと心に変化を与えているように感じます。


 ヨーガの語源であるYuj(ユジュ)=「繋がり」や、目指す境地である「梵我一如(ぼんがいちにょ)」=ワンネス、つまり宇宙と心身が統合された理想の状態ーとは真逆の現象が起きています。

「解放(=ムクティ・解脱)」とは、つまり自分が、相手や地球や宇宙と同じように大切だ、と知ることです。

自分の肉体と心を大切にしつつ、その肉体と心の輪を宇宙にまで広げることで「一つ」になり、自分を愛するように宇宙全体を愛すことが出来れば、真に幸せな気持ちになれます。


そしてそれは「分断」の中で非常に難しく…いつの時代にも人は「分断」に巻き込まれ、悲しみ、苦しんできたので、

ヨーガは歴史的に必要とされてきたのだと思います。(基本はインドで培われましたが、ベトナム戦争の時期に、人の心が必要としたのか、世界的にブームとなりました。)


ヨーガの目指す姿勢は今のこの時代にこそ、貴重で必要です。

「分断」を促す情報(フェイクニュース)や、事象が起きた時、毅然と自分を支えるものとして、その被害者の怒りや悲しみ、不安に寄り添うものとして、「ヨーガらしく」いたいものです。

この「分断」の先に、再び「つながり」がありますように…。 大宮YOGAふりこ

朱音