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月のない夜、道のない場所ーヨーガを見つけた私ー【ヴェーダ瞑想】

みなさまお久しぶりです。


19日の「皆既月食」を見ましたでしょうか?今回は限りなく皆既に近い部分月食との事ですが、この現象はなんと日本では140年ぶりとの事です。

だいーぶ曇り空でしたが🌬大気の影響で赤色に見えました!


そして「皆既月食」という特別な「記念」の月が時間とともに移動するのを眺めつつ、

いつしか「日常」の月に戻りますが、

その間も地球と月は同じリズムでいつも動いており、私たちも動きながら日常を生活している・・・という不思議さに思いを馳せることも出来ます。


 さて、それで思い出したのが、『月のない夜、道のない場所』というCrystal Keyさんの曲でした。既に20年も前の曲!!ですが、ふとメロディを思い出し、改めてなんて素敵な曲なんだ~と思います!


動画

歌詞


この曲を聴くと、若い人の心を感じます。上京して一人暮らしかもしれない・・・。

思いを馳せるのが恋人なのか、家族なのか・・・。

寂しくて不安で、不確かで、

でも漠然と夢を見ている思春期の気持ちを『月のない夜、道のない場所』というタイトルにしています。


 私事ですが、同じような経験があります。

学生時代、体調が理由も分からずに非常に悪く、この先の未来、明るい学生生活が送れるとは到底思えない刹那的な気持ちでした。


学校から帰ると、勉強しなければならないのに、ベランダで月の動きを眺め続けては、

このままベランダから足を一歩踏み出したら、ひょっとすると宙に浮かんで遠くまで歩いていけるのでは・・・??と妄想するほど、どうにもならない気持ちでした。


やりたい事は沢山あるし、健康ならば出来るのに、どうしても疲れきってしまう。

月の浮かぶ真夜中の涼し気な大気の、胸の痛みや所在の無さを思い出します…。


その後予想通り、大幅に体調を崩し、一旦当たり前の「若者の未来」が無くなりました。しかしその後苦しみの中で、偶然にもヨーガに出会いました。

それが小さな道筋になったのです。


子供の頃から、肌荒れや、心身の「安定」「バランス」を取るのが難しく大変でした。症状がいつでも簡単に変わってしまうのです。すると、アイデンティティが定まらないのです。


その事でいつでも、私の「外(皮膚、世の中の人が見る外見や受ける印象)」と「内(心や感情)」とは何か?

常に内外にギャップがあるような・・・

しかし自分で自分を映し出しても、

「外見」と「内見」とが互いに影響を与え合わざるを得ない事にも気づき、

違和感があるものの、どうにも出来ませんでした。


それがヨーガの「自分自身を観察する」考えと非常にマッチしていました

世の中の基準とは全く違った「繊細で弱い自分」が生かせる場所がヨーガにあったのです。


「月のない夜、道のない場所」を改めて聴き、若い当時は「何となく(雰囲気が合っている)素敵な曲♪」だったのが、

今はその「道筋」を振り返ることで、若さの「渦中」ではない事で、

過去として見る事で、かえってこの曲の素晴らしさが明確に分かります。


 ★ヨーガ療法の一つに「ヴェーダ瞑想」というものがあります。


1つのお題(過去の出来事)を、数分間の瞑想の間に振り返って見つけ出し、

相手に話すというものです。過去の気持ちと今の気持ちの違いや、その「道筋」を見ます。

(※これは「話す」ことの恥ずかしさ、も含みで自分を観察します。

相手にどこまで話せるのか、気分がすっきりするのか、言いたくないから少しだけにするのか・・・つまり「今はほとんど話したくない!」「別の話にしよう!」でも良いのです。)

(※そして・・・誰に話すのか、家族か友人かヨーガ講師かetc・・・話す「相手」にもよりますので、それも観察です笑)


個人レッスン(ヨーガ療法)では、お話の中で、「ヴェーダ瞑想」が必要な場合は取り入れることもあります。瞑想で振り返りながら、過去を話す事で楽になる方も、ものすご~く嫌な方もいますので、難しいのです。

色々気になる方は、家で「一人で瞑想をしてみて、一人でつぶやいてみる」というやり方も出来ます。


今宵は、月食を過ぎた「今日の月」の光を浴びながら、思いを馳せつつ瞑想してみては如何でしょうか??


朱音

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