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「結果」は勝手に出てしまう。


 結果を出す―というのは多くの人が求め、目指している事です。「結果」とはある行為から生まれた次の現象や状態を指しますが、「結果を出す」と言う時は、特に、優れた良い結果、成果について使われますね。ヨーガをやる目的は様々ですが、多くの人は何かの「結果を出したい」「結果が欲しい」と思いながらやるでしょう


 「結果」はヨーガでは「カルマ (※カルマン/karman) 」といいます。カルマ、聞いた事があると思いますが、あまり良いイメージでは無いでしょうか?もっと言うとカルマは、結果だけでは無く、行為も指します。行為とその結果です。良く聞く「因果」「業」ですね。あまり良いイメージでは無いでしょうか?笑


 「親の因果が子に報い」「因果応報」などは、悪い行いが巡って悪い結果を引き起こす事を意味するため、カルマ、因果、業というとおどろおどろしいイメージになってしまいますね。しかし本来の意味はただの「行為とその結果」であり、それ自体に特別な色はありません。その行為と結果の「良い/悪い」は、私たちの個々人の認知・判断が色付けするのです(ヨーガ哲学では、心の作用のひとつの器官としてブッディ/理智と言われます。)そしてその色付けにはとんでもない個人差があります汗


つまり、私たちはいつでもどこでも、何かしらの行為をし、結果を出しています。

それをしていない方は、既に解脱しています笑



今年も「ふりこ」をよろしくお願い致します!


「今日は何も考えなかった」「今日は何もしなかった」という人も、息をしつつ存在しているという行為と結果を残していますので、世界に影響を与えています。このブログを書いてそして読む、という行為によって、それをしなかった世界はもう存在しないのです。


 なので「結果が出ない」という事はあり得ません。どんな結果も次から次へと出てしまいます。

ヨーガを行うという事でも、勉強やスポーツや仕事でも家事でも、勝手に結果が出ますので、もしその結果が自分の求めるものと違うと気づいた場合は、その時点でまた舵を違う方向に切れば、結果は変わります。当たり前と言えば当たり前ですが、「結果のひと幅」が広いと、その間の小さな結果を見過ごしてしまいます。実際には結果は大きいも小さいもなく、ただ連続して延々と続いていますので、結果は出続けているのです。


 ヨーガをやる際も、何か他の事をやる際も、やった事で確実に過去とは違う結果を作り出している、という事を意識しながら行うと、「結果」の良い/悪いに対する考え方にもちょっと変化があるかもしれません。なかなか結果が出ない~と焦っている方も、今これを読んだ事による「結果」で、読まなかった過去とは違う、今と未来に変わりましたね笑


朱音


#カルマ #結果 #因果応報 #業 #結果は出る


※去年「大宮YOGAふりこ」が始まり約半年、初めての新年を迎えました。平成から次の元号の年へ向け、今後もどうぞよろしくお願い致します!


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