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なぜ「ヨガ」ではなく「ヨーガ」なのでしょうか?

更新日:2018年6月25日

この教室の呼称は「ヨーガ」スクールふりこです。なぜヨガではなくヨーガなのでしょうか?

Yogaという言葉はインドで非常に古くから使われてきた言葉でサンスクリット語という言語に属する男性名詞です。

サンスクリット語には14の母音があります。日本語の母音は「ア」「アー」「イ」「イー」「ウ」「ウー」「エ」「エー」「オ」「オー」の10です。

そのうち「e」と「o」に関して、日本語には「エ」「エー」「オ」「オー」と両方に短母音と長母音があるのに対し、サンスクリット語には「エー」「オー」という長母音はあるのですが「エ」「オ」という短母音は無いのです。ですからサンスクリット語ではYogaは「ヨガ」ではなく「ヨーガ」と発音されております。

そこで私どもの教室ではよりサンスクリット語の発音に近い「ヨーガ」を名称に使っています。

それではなぜ日本でヨガと言われるようになったかと申しますとそれは仏教伝来と関係します。

インドで成立した仏教経典類の中でもYogaという言葉は広く使われておりました。そしてインドの仏教が中国に伝来する過程で中国の翻訳者達がYogaを中国語で「瑜伽(ユガ)」と音写したのです。

この音写語がそのまま日本にもたらされ仏教内で行われる精神集中の技法を「瑜伽(ユガ)」と呼んでおりました。

この伝統を生かすということもあって最初期のHataーYogaの紹介者たちがYogaを「ヨガ」と訳し、それが現在まで使われているのです。

ちなみにアメリカではYogaは「ヨウガ」と発音されています。




大和


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